第1242回例会 2001年(平成13年)8月20目(月)
                午後12時30分  於 和歌山リサーチ・ラボ

1.開会点鐘        谷口誠也会長
2.ロータリーソング    「我等の生業」
3.出席報告        会員総数71名 出席者数 56名
               出席率 81.16% 前回修正出席率 86.96%

4.会長スピーチ      谷口誠也会長
 お盆も過ぎて暑さも少し和らいできました、又台風の季節です。四季の移り変
わりも私たちの健康に良い影響を与えていると思っています。自已的な考えです
が、暑い、寒い、涼しい、体で感じて脳を刺激します。甘い、辛、酸っぱい、苦
い、渋い、舌を通して脳に刺激します。楽しい、悲しい、悔しい、すべてが健康
に関わっていると思います。食欲、運動浴、達成されない欲すべてが健康に欠か
せないものです。読む、聞く、考える、話す、只今健康に挑戦中です。
 今日の例会から職場研修例会のようなもので、次回は海南保健福祉会館、あと
は和歌山リサーチラボさんにお世話になります。
 来週はガバナー訪問の合同例会です。ホストクラブとして親睦活動委員会にお
世話をお願いしています。特に出席の件はよろしくお願いいたします。
 8月11日、情報・規定委員長会議に大沢さんがご出席されました。
 8月18日、杜会奉仕委員長会議に山田さんがご出席されました。ご苦労様でし
た。後日、報告をお願いいたします。
 今日は新垣さんの卓話ですので、よろしくお願いいたします。

5.幹事報告
 ○メーキャップ
  8月 7日 御坊南RC  平尾 寧章君、奥村 匡敏君
  8月 8日 和歌山西RC 中尾 公彦君
  8月 8日 海南RC   平尾 寧章君、楠部 賢計君
  8月 8日 御坊東RC  平尾 寧章君、奥村 匡敏君
  8月10日 御坊RC   平尾 寧章君、奥村 匡敏君

 ○例会臨時変更のお知らせ
  岩出RC   9月 6日(木) →  9月 8日(土)PM7:00〜9月9日(日)AM10:00
                  高野山 大円院(一泊家族例会)
        9月13日(木) →  9月15日(土・祝日)AM10:00〜
                  那賀郡民スポレクセンター(プール例会)
 ○休会のお知らせ
  和歌山北RC 8月27日(月)

6.委員会報告
 社会奉仕委員会 山田耕造委員長
  JR海南駅のライブラリーは、皆さんのご協力によって、沢山の本が集まり、
 本棚もほぼ一杯になってきていますが、あと60冊程度は、入ると思いますので
 引き続きご協力をお願いIします。

7.会員卓話
 「生活習慣病について」 新垣 勝 君


 台風も迫っており、そわそわしています。医者の不養生の一番を
地でいっているそんな私にこの演台でお話するのは、誠に皮肉な話
ですが、メンバーの皆さんにも耳の痛い話になります。なるべく、
そうならないようにお話したいと思いますので、実践できる方は是
非参考にしてください。

○「生活習慣病」そんな名前の病気はない。
○定義
「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関
与する疾患群」 (疾患群=病気の種類) ―平成8年12月公衆衛生審議会で提唱―
*参考口成人病日
「主として、脳卒中、がん、心臓病など、40才前後から死亡率が高くなり、しか
も全死因のなかでも上位を占め、40〜60才くらいのはたらきざかりに多い疾患」
―昭和30年代に行政から提唱された―

○生活習慣病の範囲
  食 習 慣:肥満、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、大腸がん、
       歯同病など
       (高脂血症…コレステロールや中性脂肪の高い状態)
       (高尿酸血症…痛風など)
       (循環器病…脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、高血圧など)
  運動習慣:肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧症など
  喫  煙:肺がん、循環器病、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病など
  飲  酒:アルコール性肝疾患など

「これまでは、早く見つけて、早く直すが対策であったわけですが、これで
は全く成人病が減らない。このため、日頃の生活習慣を改善することが必要
で、根本的にならないことが求められています」

○―次予防  加齢はやむをえず、―定の年齢で早期発見、早期治療。
       それを押し進めるためには、生活習慣を改善することにより、
       より積極的に疾病の発症予防と進行予防が必要。
       加齢というどうしようもないものと違い、ある程度の月己責
       任という概念を導入する。
       但し、疾病の発症には「生活習慣要因」のみならず、「遺伝
       要因」や「外部環境要因」も関与しているので、患者に対す
       る差別や偏見が生まれないように配慮が必要。
○健康教育  生活習慣は小児期にその基本が身に付くとされており、この
       ような疾患概金の導入により、家庭教育や学校保健教育を通
       して、小児期からの生涯を通した健康教育が推進されること
       が期待される。

「最近では、医療費の高騰も問題になっています。国も医療費がかからない
ような政策を考えており、保険の支出を抑える方向で、医者の診療報酬も減
らされそうな話も出ていますが、基本的に病気にならないようにすることで、
医療費を減らすことにつながります」

○生活習慣の修正
  問題はここに集約される。まさに「わかっちゃいるげど止められない」
  の心境である。
  苦しいめをして「細く長く」より、楽しんで「太く短く」と、現在の生
  活習慣を正当化し、将来起こるんかもしれない重大な病気の発症と、そ
  れによって起こるであろう自分自身や家族の生活の崩壊に目をつぶる。
  最も大切なことは:
@今、自分の置かれている状態を正確に認識することである。
  現在の生活習慣を続けることにより、何らかの重大な危険性が高いと
  いう「不利な状況」を、正しく自分自身で認知する。受け入れるとい
  う心の働きが重要で、不可欠である。
A今までの生活習慣に問題があったという「事実」を受入れ、望ましい
  方向ヘ変えようという気持ちを持つ、決心することである。
B余りに多くの目的を持たないで、尚且つ、完壁をめざさない。
  できるところから余裕を持って始める。無理なことは長続きしない。
C近くに協力者が居ればベターである。 (適切な励ましと、評価が修正
  行動の継続につながる)その役目は医者か、親友か、家族が適任であ
  る。側で見ているほど楽ではないその努力している姿を賞賛し、失敗
  や弱音を軽蔑しないであたたく見守ってあげる環境が望ましい。
D失敗はつきものであり、繰り返し試みることは決して恥ずかしいこと
  ではない。―回の失敗で自己嫌悪に陥るな。
E少しでも行動修正できれば、それを過大評価し、自分自身を褒めてや
  ることである。自己コントロールを継続し、達成することは今後の自
  分にとってさらなる自信を深めることにもつながる。

  「お酒につきましては、これまでの適量は比較的やわらかくて、日本酒
 2合、ビール2本、ウイスキーW2杯であったが、最近では半分に減らさ
 れています。よく痛風にはビールが悪いと言われますが、調べてみますと
 痛風に限っては、やはりビールは悪いようです。痛風の元が良く含まれて
 おり、日本酒はビールの6分の1、ワインはその半分、ウイスキー20分
 の1、焼酎100分の3となっています。ただし、痛風に限ってのことで
 カロリーから見ると焼酎は中間です」

  医者として、病気の予防・治療に当たって、患者さんには余りにも多く
 のことを禁止することを強いてきたことに対して反省している。 あれも
 駄目、これも駄目というだけでなく、これもできる、あれもできるという
 肯定的な立場から、一人一人のQOLを大切にした指導が必要になってき
 ている。患者さんと『同行二人』の心境で今後の診療に励みたいと思って
 いる。  

8.次回例会ご案内

  平成13年8月30日(木) 18:30〜 海南市保険福祉センター
                     海南3クラブ合同例会
                     ガバナー公式訪問 


9.閉会点鐘

〜〜〜ニコニコ・米山・BOX〜〜〜

8月のお祝い
○会員誕生日
 31日 口井 賢二君

  中村 雅行君 みんなさんに叙勲祝賀会に来ていただき、クラブからもお
         祝いを頂き、ありがとうございました。
  桑添  剛君 家内の誕生日には、今年も去年も中国でいたため、一緒に
         お祝いできていません。来年は一緒に食事をしたいと思い
         ます。また、前回の平野君の歓迎会には紹介者でありなが
         ら出席できず、申し訳ございませんでした。
  寺下  卓君 当社の開発室がリサーチラボの5階にあります。お時間の
         ある方は、是非、お立ち寄りください。
  吉田 昌生君 8月12日・13日と石川県で開催された鈴木サミットに
         参加しました。イチロー選手の応援の寄せ書きが話題にな
         るなど大盛況でした。中尾さん新聞有り難うございました。
  新垣  勝君 久しぶりぶりに前の席で食事をさせていただきました。
  西川 富雄君 先週、新入会員歓迎会で前窪さん、小椋さん、山畑さんに
         お世話になりました。